地元である萩の神社の話ですが、良かったら読んでみてください。
昨年の12月ことです。
不思議と産土神さまが気になり・・・
産土神さま、春日神社にお参りに行かせていただきました。
行ってから分かったのですが、その日がちょうど1日ということで一日参りをするようにということなのだなと理解しました。
産土神さまではあるのですが、大変にご無礼をしていて、今までお正月に初詣させていただくぐらいです。
きちんと定期的に神社仏閣にお参りに行っている方もいることと思いますが、私は産土神さまである春日神社にお参りすることはこの程度の頻度でした。
それが良い悪いということではないですが、産土神さまからするともう少し顔を出してよ・・・ということかもしれませんね。
その昨年の12月から2月まで3度の月参りをさせてもらった時のことを書いてみようと思います。
阿武神社の鳥居
Contents
12月の月参り、境内でもう一つの神社や猿田彦大神さまがご鎮座されているのを見つける!!
狛犬と狛狐が一緒にいる阿武神社!!
上記でも書かせていただいたのですが、12月1日に産土神さまである春日神社が妙に気になり・・・
居ても立っても居られない状態になって、お参りに行かせていただきました。
通常は、鳥居に一礼して境内に入り、拝殿にお参りして帰るのみです。
でも、その日はなぜか境内の中をいろいろ散策したくなり、目的もなくウロウロ。
境内の左側に歩いて行ってみると、もう一つ鳥居があり、奥にお社もあります。
鳥居には、阿武神社と書いてありました。
鳥居から参道を歩いて、お社の方に入っていて見ると狛犬さんが左右2体。
そして、キツネさん・・・が2体?
狛狐さんがいるということは稲荷神社なの?
でも狛犬さんも一緒にいるし・・・?
キツネさんの足元にはヒモが結んであります。
理由があるのでしょうが、その時には分かりませんでした。
聞く人もいませんでしたし、必要なことがあれば、今後分かるときがくるだろうという感じで、阿武神社の本殿にお参りさせていただきました。
猿田彦大神さまと毛利家の家紋の入ったお社を見つける!!
他にも何かあるのではないかと・・・
境内の中を歩いていますと、本殿と阿武神社の間の敷地に何かあることを発見しました。
境内の真中の奥という位置にわざと目立たないように隠してあるようにも思ってしまう場所です。
その前にはお札やお守りの販売される授与所が建っており、それも尚更分からなくしているようにも思えてしまいます。
そこまで行ってみると小さいお社と長細い石碑です。
その右横にはしめ縄がされた木があります。
小さいお社には毛利家の家紋が入っていて、長細い石碑は幸神 猿田彦大神鎮座と書かれていました。
猿田彦大神さまにお参りするために今日呼ばれたのだな・・・と。
猿田彦大神さまにお参りしたのは今までで1度だけと記憶しています。
その1度は、何年も前に通りかかった八幡神社に猿田彦大神さまがお祀りされていて、たまたまお参りさせていただいたというだけのものです。
そして、1日参りは難しい月もあるので、月に1回はお参りに来ることを約束。
私の中で月に1回お参りさせていただくことで、月参りということにさせていただきました。
この12月の参拝では、阿武神社のキツネさんの足元にヒモが結んである理由も、小さいお社に毛利家の家紋が入っている理由も、木にしめ縄がしてある理由も・・・
必要がある時に分かるだろうという感じで、その日は帰りました。
関連ページ → 2020年、今年も須佐神社・出雲大社に節分の日に行って来ました!!
毛利家の家紋の入った霊社
友達や師匠も阿武神社や猿田彦大神さまがお祀りされていることを知らなかった!!
1月の月参り。一日に初詣できず・・・
まぁ、用事などでしょうがないこともありますし、そんな年もありますよね。
2日に地元に帰ってきていた友達と産土神さまの春日神社に初詣に行かせていただきました。
この友達ですが、東京で大学生や大人対象の英語の塾を経営しています。
私も尊敬する友達の一人です。
その友達の実家の産土神さまも春日神社になります。
友達も一日に親と他の神社に初詣に行ったが、産土神さまには来ていないということでした。
拝殿で初詣を済ませると、12月に私が知った境内にある阿武神社や猿田彦大神さまのことを聞いてみると知らないと言います。
私も12月に初めて知ったということを話しながら、一緒にお参りしました。
また、後日にスピリチュアルの地元の師匠(私が勝手に思っているだけ)に地元の春日神社にもう一つ阿武神社があって、猿田彦大神さまもお祀りされているということを話すとご存じありませんでした。
師匠の実家も春日神社が産土神さまなんですけどね・・・
関連ページ → 山口大神宮へ、瀬織津姫命さまに呼ばれて行ってみたら、100回参りをすることに・・・
幸神 猿田彦大神鎮座の石碑
皆さんに伝えていかないといけないことが分かる!!
2月に月参りできたのが15日でした。
この日は母親と出かけてまして、さすがに半月が過ぎてしまうのでお参りに行かなければと無理やり母親も誘って行ってきました。
残念ながら、母親も阿武神社、猿田彦大神さまのことは知らず・・・
春日神社拝殿や阿武神社、猿田彦大神さまと一通り、お参りを終わらせて帰ろうとしていたところに、社務所の方が私たちのところまで出てきてくださって、春日神社の略記を渡してくれて、少しお話を聞くことができました。
この略記を渡された時にこの阿武神社や猿田彦大神さまがお祀りされていることや毛利家の家紋が入ったお社があることなどをできる範囲で皆さんに知っていただくということのお役目をいただいたのだということが分かりました。
社務所の方としっかり話せばまだまだ知らないことが出てきそうですが、それは今後に神社の方たちがやっていってくれればいいかなと思います。
少しでも地元の方に知ってもらって、産土神さまをお参りしてくれる人たちが増え、阿武神社や猿田彦大神さまがお祀りされていることを分かってもらうことが私のやることであるということです。
私も含め地元に住んでいる・いた人たち4人全員が阿武神社や猿田彦大神さまがお祀りされていることを知らなかったという事実があるわけですから・・・
また、猿田彦大神さまをお参りしてから、戻るときに授与所の前で猫を見ました。
黒猫ではありませんでしたが、お参りに来てくれたことに対して喜んでくれているのだろうということで受け取りました。
しっかりと猫とも目が合いました。
神社で猫というシチュエーションの写真が取れると思ってiPhoneを構えましたが、本殿の方に逃げられてしまいました。
関連ページ → スピリチュアルな観点での黒色、黒猫について
地元の産土神である春日神社のことを少し書かせていただきますね。
春日神社
御祭神 天児屋根命 武甕槌命 姫大神
経津主命 磐筒之男神
天児屋根命は天照大神が天岩戸に隠れられて時、祈り事を申して功績を樹て、天孫瓊々杵尊に随い神蘺をもって葦原の中つ国に降り祭祀を奉仕し、天孫のそばに奉仕し大いなる功績樹てられた神で、神道の宗源であり、かつ、我が国宰相の始祖でありました藤原氏の祖神である。武甕槌命、経津主命は共に天照大神の大命を拝し、大国主命へ勅命を伝えて此の国を天孫に献上させ給い。更に諸国を巡り民を慈しみ国土平定の功績を立てられた神様であります。なお、姫大神は天児屋根命の妃神で婦徳の高い神であります。磐筒之男神は、経津主命の父神であります。
由緒
今から約二千年有余年前の大同二年、萩椿郷在住の国守某が奈良春日大社より御分霊を萩の地にお移しし、始めは沖原に(当時萩三角州ができていなかった)、後土原妙見の社に社殿を創建し、その後萩三角州の形が出来て、ほぼ中心の江向村にお移しした。毛利輝元公が萩に居城せられ春日神社を場内の現在地に御遷座のうえ防長二州の繁栄祈願所と定め萩総鎮守として社領を寄進せられた。
寛政五年神職養成所(凝成館)開設、修了者に神主免許状授与す。幕末、藩庁と共に山口へ移設し国学院となる。
安永二年十月藩主毛利重就公が再建せられたのが現在の建物である。明治六年四月県社となる。なお、廃藩に至るまで社殿の修理、大小の祭祀は藩費によって行われた。
かくして平成十五年十月に千二百年式年大祭を斎主した。
そして疑問に思っていたことも分かりました。
阿武神社
明治四十三年神社整理の際、春日神社氏子区域内、摂末社の内数社を合祀し阿武神社として鎮座されました。
数社を合祀している中に稲荷神社もあったことから、狛狐さんが狛犬さんと一緒にいることが推測できます。
霊社(毛利家の家紋の入ったお社)
毛利輝元公慶長年間に萩に築城。当時春日神社境内に毛利家祖霊を始め毛利元就公神霊を祀った祖霊社がありましたが、後年に御分霊を残置し、萩城二の丸へ遷座、仰徳神社として鎮座された。
春日神社境内にも今でも御分霊があり、毛利家祖霊や毛利元就公神霊にお参りができるということですね。
ある意味、お墓という捉え方もできるので、神社境内の奥への配置となったのかもしれません。
霊社の横にあるしめ縄がされた木は、安産の祈願霊木だそうです。
阿武神社前石造の狐
古来物品をなくしたとき狐の足をヒモで結び祈ると出てくるとされていた。出てきたときにはヒモを解きネンゴロにお礼のお祈りをしたと言われます。
まだ分からないのが・・・猿田彦大神様が何故ご鎮座されているのかということです。
こちらも必要となった時に分かってくるのでしょう。
関連ページ → 出雲大社のパワースポットと言われる素鵞社(そがのやしろ)のお砂と八雲山の岩について
産土神さまと意識を合わせて分かった土地を守ってきたというプライド!!
この記事を書くにあたって、産土神さまと意識を合わせてみました。
萩という町には、松陰神社という観光客も大変に多い有名な神社もあります。
御祭神は吉田矩方命。
明治維新の礎を築いた吉田松陰先生です。
境内の中には伊藤博文や高杉晋作を輩出した私塾 松下村塾も改修されて建っており、どうしても観光客の方のお参りも地元の方も初詣などのお参りとなるとこちらの松陰神社を選択される方が多いです。
このような現状である今ですが、萩の産土神さまである春日神社にいらっしゃる神々さまの土地を守ってきたというプライドのようなものを感じました。
人が多くにぎやかなことがすべて良いことであるとはもちろん思いませんが、もう少し地元の人たちが産土神さまに心を寄せて生活していくことも大事かなということを考えさせられました。
是非、萩に来られた時には、萩の城跡や城下町、博物館からも近いので時間があれば、萩の産土神である春日神社にお参りに行ってみてください。
関連ページ → ご神仏さまは、日常の出来事や仕事を使ってあなたにメッセージを送ってくれている!!
まとめ
皆さんは1日参りや月参りなどされていますか?
私もとりあえず3か月の間、月に1回お参りに行くという自分のルールでの月参りを決めて、今のところは守れています。
いろいろな決め事もあるかもしれませんが、自分のルールでやっていけばいいと私は思っていますし、その際には、「ご神仏さまにこのような形でお参りに来させていただきます。」とお伝えすればいいと思います。
正式に決まった形でやりたいという方は、1日参りや月参りのルールに沿った形でやればいいでしょう。
そのやり方も今後書いてみたいと思います。
皆さんもお近くの神社やお寺などを散策してみると、新しい発見があるかもしれませんよ。
この月参りのこと書いたりする予定ありませんでしたが、阿武神社、猿田彦大神さまを皆さんに知ってもらうというお役目ができたので書いてみました。
また、私も他の神社にお参りにすることも多いですが、自分のベースとなる産土神さまや氏神さまに心を寄せて大切にしていくことも大事であるということを今回の件でとても感じることができました。